世界平和統一家庭連合 法務局長 岡村 信男
<2012 冬季説教集より>
訓読:基元節勝利のための統一教世界指導者特別集会における講演文(原文から一部引用)
「第一に、私たちは真の父母様が立ててくださった伝統を絶対生命視しなければならず、子孫万代まで相続し、伝承させなければなりません。
真の父母様は愛と心情の伝統、み言と規定、規例(規則と例として定めたこと)の伝統、心情文化の伝統を立ててくださいました。特に真の父母様の蕩減復帰摂理路程の結晶体であるみ言を訓読する訓読会の伝統は、各家庭ではもちろん、教会や天を中心とする集会で、最も中心的内容となるようにしなければなりません。それとともに、私たちはこの地上で新しい秩序を立てていかなければなりません。それゆえ組職の秩序と伝統も、真の父母様を中心とする真の家庭とアベルを中心とする中で、一心不乱に統一体を築いていく真の父母様の伝統であることを肝に銘じてください。
第二に、天が祝福された祝福家庭の理想を完成しなければなりません。
家庭は真の愛、真の生命、真の血統の揺りかごであり、神様の創造目的を実現する基盤です。
家庭盟誓の八大項目を中心とする中で、善なる血統の伝統を絶対信仰で守らなければなりません。
私たちの平和のビジョンは『純潔な愛、幸福な家庭、平和な世界』です。夫婦が絶対愛で天に侍って一体となる伝統の中で、子女を愛とみ言で養育しなければなりません。家庭で訓読会を通して天一国の秩序がしっかりと定着するようにしなければならず、正午定着の基準で縦的・横的に心情的伝統が定着する祝福の理想を完成させなければなりません。
三番目に、皆様全員が氏族的メシヤの祝福を受けたので、この地上に天一国が完成されるまで、その使命と責任を果たさなければなりません。氏族的メシヤは真の父母が下さる祝福の中で最も大きな祝福です。
蕩減復帰摂理の勝利的基台でなければ、堕落人間を氏族のメシヤとして立てることはできないからです。それゆえ真の父母様の生涯の摂理的経綸の中には、いつも氏族メシヤの使命が強調されてきたのです。
この地上に天一国の天宙的完成は、氏族的メシヤたちがその使命を全うして、各氏族にみ言と祝福とために生きる生を相続させて善なる主権を立て、平和な世界、人類大家族実現を通してこそ可能になるのです。
各氏族で勝利的基盤が成されるようになれば、その基台の上にアベルUNが自動的に安着し、善主権は完成を見るようになるのです。
四番目に、私たち全ては真の父母様と真の家庭を中心として、和合と統一の心情文化共同体を築いていかなければなりません。皆様全員が、例外なく天の選択と先祖の功績、そして自分の後天的天稟によって、み旨の道と因縁を結び、数多くの迫害を耐え忍んで、真の父母様のあとに従って今日の勝利圏まで辿り着くようになりました。それゆえ私たち全ては、一つの父母を中心とする一家族心情共同体です。世界はまだ分裂と葛藤が横行していますが、私たち統一家は、人種、国境およびいかなる障壁も軽く飛び越えて、一つの兄弟姉妹になることができます。ために与えて生きる生の見本を見せれば、明確に成すことができる夢です。特にこのような摂理の大転換期には、私たち全てが、真の父母様と一つにならなければならないことを肝に銘じてくだ
さい」
おはようございます。
神奈川には横浜駅までは通過していましたが、京急線を使ってこちらに来たのは初めてです。
ここも含めて、神奈川は本当に自然に恵まれた地域ですね。大山、丹沢、そして箱根、江ノ島、鎌倉と、全国的にも有数の観光地がそろっています。私も丹沢や大山には登りましたが、とても景色も美しいし、健康にも良いです。高い山に登って周りを見回すと、自然の荘厳さに心打たれるし、それを創造された神様の神秘的な力にも触れることができます。そういう自然にできる限り出掛けることで、私たちの心に神様への敬虔な心情が育まれます。限界を超えて高い山に挑戦することで、ストレスが発散され、自然の鋭気によって心身共に磨かれることもできます。気持ちが新たになり、余裕が持てることでしょう。特に二世と一緒に自然に親しむことは親子の絆を育むことにおいてとても大切でしょう。
真のお母様は、今後、二世教育のために多くを投入されるとおっしゃっています。
今回の40日追慕の式典の中でも、二世教育の重要性を語られています。
私たちも自身の重要課題として「二世教育」に今まで以上の関心と情熱を傾けてまいりましょう。
さて、きょうは「霊界、地上界の共同作戦の時代」と題してお話ししてまいります。
歴史の中で「霊界」に関する研究が多くの学者によってされてきましたが、その中でもスウェーデンボルグは特筆すべきものがあります。『原理講論』でも、第2次宗教改革の歴史上、大きな影響を与えた人として、アベル的な思想家として挙げられています。そして彼がその著書の中で説明している内容は、今日私たちが、李 相軒先生や興進様からのメッセージによって伝えられる内容と、次元は違いますが、よく似たものがあります。 例えば、霊界は天界、中間霊界、そして地獄の三界から成っていること。神は霊界の太陽のようであり、全ての生命はその太陽の光によって、生かされていること。霊界では霊的な人格の向上により、より上
のレベルの世界へと移っていくこと。天国はために生きる愛によって生きる世界であり、地獄とは自己中心な霊が生きる世界であること、などなど。
私たちの先祖は、解怨され、100日修練会を受け、祝福を受け、そのあとに40日修練会で「真の家庭」の修練を受け、さらに「神様摂理史の責任分担解放圏完成宣布教育」を学ぶことによって自己の位置を悟り、そして私たちに協助するようになるのです。
今回、真のお父様の40日追慕期間を経て、真のお母様から韓国内の教会の方針として「神霊と真理に満ちあふれた教会づくり」が発表されました。そしてお母様は本日訓読したみ言のように、氏族メシヤ活動の重要性を強調されています。
お父様の『天聖経』の「地上生活と霊界」にも、霊界の所有権は、地上にいる間にどれだけ愛の感化力を身に付けたか、すなわち、どれだけ多くの人を愛して伝道したかによって決定すると言われていま
す。だから地上で一番大切な職務は伝道だ、と断言されています。
このような時期を迎えて、私たちに必要とされる資質は、真の父母様に対する絶対信仰、絶対服従、絶対愛であり、それに基づく氏族的メシヤ(としての「主体性」)でしょう。真の父母様のみ言を訓読して、その伝統を相続し、摂理がどこにあるかを知ることができ、訓読を家族、教会ですることによって互いに恩恵を受けるのです。教会は、今後、「氏族的メシヤ」の使命を果たそうと歩む中での、恩恵を交換し合う場になるでしょう。
「神様摂理史の責任分担解放圏完成宣布教育」の中で一貫したテーマとなっている「絶対性」は何を意味しているのでしょうか? それは簡潔に言えば、不倫・浮気をしないということです。それが「愛の人格完成」へと向かう道筋になります。サタン的要素は、不倫の愛の中に宿るのです。だからこそ、それを「絶対性」の中で正していくのです。「絶対的な愛を願うならば、その相対が二つであってはなりません。ただ一つ、絶対的に一つでなければなりません」というみ言(1999年3月14日、「真の愛は誰もが願う」)にあるとおりです。愛の完成とは、ただ一人の相対に対する愛の完成であり、相対に対する絶対愛を完成することがサタン分立を意味するというのです。 夫婦が一対一の立場で愛を育み、それを子供たちに見せてあげることが、子供たちの希望になるのです。子供にとっての一番の幸せは、両親が仲良くすることです。そして絶対性こそが、天一国の教育理念となるのであり、我々は教育革命を推進して、氏族にまで幸せを拡大していくのです。それが未来を創っていくのです。
きょうから、霊界の協助を受け、氏族的メシヤの使命を果たす歩みを、より一層力強く前進してまいりましょう。