2015年03月21日

神様の創造と永生

統一教会
佐野邦雄
<原理復興会講話集2 P.33~39>

 今日まで霊界を体験し証しする人は多くいましたが、霊界の存在する理由と目的を明らかにした方は誰一人いません。その理由は、その霊界を創造された神様が、どのような方であるかを知らなかったからです。この私たちの人生にとって、最も重大な疑問に歴史上初めて答えてくださった方が、文鮮明先生です。

 きょうは、「霊界が実在すること」、「霊界はなぜあるのか」、「霊界はどのような世界なのか」、「天国に入るためにはどのような生き方をしなければならないか」などのお話をさせていただきます。

神様(無形主体)
 最初に、神様とはいかなるお方かについて、お話し申し上げます。
 人間は、大昔から今日に至るまで、神を求めなかった時代はありません。洋の東西を問わず、神に救いを願い、神を信仰する宗教が、どれほど多くあったでしょうか。ちなみに現在日本には、約18万2000の宗教法人があり、宗教人口はなんと2億を超えると発表されています。
 世界には、どんなにたくさんの宗教があることでしょうか。したがって神様の呼び名もさまざまです。日本では八百万の神とも言われています。ということは、唯一絶対なる神様について、正しく紹介してくれた人は一人もいなかったということです。その理由は何でしょうか。それは神様が無形であるからです。誰も神様を見たことがないからです。見たことがないので、神はいないという人もいます。

 皆さんには、心がありますね。ところで心を見たことのある人はいますか。心はどこにありますか。誰も心を見たことがある人はいません。でも心は間違いなくあります。

 愛はどうですか。誰も見たことがありません。でも愛もありますね。

 自然界には、空気、電気、音、生命、重力など目に見えないものがたくさんあります。しかし間違いなく、これらは存在しています。ですから見えないから、あるいは無形であるからないのではありません。

 神様も無形であられますが、間違いなくいらっしゃいます。どのようなお方でしょうか。

 ここに聖書の一節を紹介します。ここには、無形の神様を知る方法が書かれています。「神の見えない性質、すなわち、神の永遠の力と神性とは、天地創造このかた、被造物において知られていて、明らかに認められるからである。したがって、彼らには弁解の余地がない」(ローマ人への手紙1章20節)

 つまり、皆さんの見えない心は、見える体の動きに現れるように、見えない神の神性は、万物(宇宙)に明らかに表れているのです。

自然界の性相と形状
 これを具体的な例を挙げて説明しましょう。

 皆さんよくご存じのように、私たちには、目に見えない心と見える体があります。つまり、二つの要素から成り、これらは私において一つとなっています。

 心がうれしいと笑顔になり、心がつらく悲しいと涙が出てきます。心が手に命じれば、このように、上がったり下がったりし、喜怒哀楽は、目や口やほほなどが変化して、さまざまな表情に現れます。皆さんが手相、人相、血液型などから、見えない性格や運勢などを占うのも、このような原理があるからです。

 そして自然界の動物、植物、鉱物にも、それぞれ無形の心のような部分と有形の体の部分の二つの要素から成り、それが一つの個体をつくっています。これらを、性相と形状と言い、これらは一つとなっているので、合わせて二性性相と言うのです。

 ところで皆さんは、人間の心の最も大きな特長は、何だと思いますか。つまり、人間だけにあって、動物や植物にない心の働きは何かということです。

 それは、先祖を尊び、神仏を信仰し祈り求める宗教心です。ある神学者は「人間とは祈るものである」と定義しています。皆さんは、仏壇の前で手を合わせている猫や、神社参拝している犬を見たことがありますか。ありませんね。

 そうです。人間の心の最大の特長は、物事を考える理性や物を造る技術などではなく、神様を求める霊性にあるのです。昔から人間を「万物の霊長」と呼んできた根拠はここにあります。

自然界の陽性と陰性
 さて、人間や自然万物を見ると、性相と形状の二性性相のほか、もうひとつの共通性があります。

 私たち人間は、男性と女性の二つの性から成っております。会場の皆さんは男ですか。女ですか。どちらか一方ですね。私は中性ですという方はいらっしゃいますか。一人もいませんね。すなわち、人間は必ず、男性か女性のいずれかです。

 そして同時に言えることは、人間は、男性と女性の両性が一つとなってこそ生存し、繁殖することができます。つまり男女が結婚し夫婦となり、一体となって子女を繁殖してこそ、人間として存続できるのです。ここに家庭ができます。

 つまり男性と女性は、お互いに相手のために生きてこそ、存在価値があるという原理の上に成り立っています。ですから人生において、関係性を無視すれば存在できません。ですから、その最も基本の基台である家庭が破壊されている今日は、実に深刻であると言わざるを得ません。

 さて動物も、オスとメスから成っています。植物は、一つの花の中に雄しべと雌しべがあります。品種によっては、ソテツやイチョウのように株が雄雌異なるものもあります。これらも一つとなってこそ、その種を保つことができます。そして鉱物も、陽性と陰性の素粒子や原子(イオン)、分子から成り、その結合によって多様な鉱物となっています。

神様(無形実体)と自然界
 これまで自然界に貫かれた共通性を見てきましたが、これらは、表現を変えれば、一つの原則であり、共通の法則です。これらの法則には、それを定めた主人がいるはずであり、その方こそ神様です。神様のなかにこれらの原則があるのです。性相と形状の原因を、本性相と本形状と言い、陽性と陰性の原因を本陽性と本陰性と言います。

 ところで、私たち(人間)は、男性であれ女性であれ、心と体の二性性相から成っており、こちらがより根本です。実は陽性と陰性は、心と体のそれぞれに備わっている二性性相なのです。

 つまり心には陽性と陰性の二つの性質があり、体は陽性と陰性の二つの形態があります。例えば、心には積極的と消極的、陽気と陰気、強いと弱い、広いと狭い、明るいと暗い、などなどがあって、それがその人の性質やタイプを決めます。

 一方、体には、額、鼻、耳、あご、肩、胸、尻、膝のような突出部と、目、口、首、脇のような陥没部があって、その組み合わせによって顔かたちや体型が決まります。男性は、女性に比べて心・体共に陽性部分が強調され、女性は、男性に比べて陰性部分が強調されて性別となるのです。生殖器は、それを代表しています。

神様と人間は親子
 このように見ると、神様は人間の心と体のような無形と有形の二つの要素を根本とし、人間の男性と女性のような陽性と陰性の二つの性質を持たれたお方であることが分かります。そして、見えない無形の神様と見える有形の自然界も、心と体のような関係と見ることができ、同時に男性と女性のような関係と見ることができます。

 イエス様が、神様に対して「わが父よ」と言われ、当時のユダヤ人たちから、神を冒涜する者として非難されて十字架にかけられましたが、イエス様は神様とご自身の関係を父と子と理解しておられたのです。

 正確に言えば、神様は私たち人間の生みの親であり、無形の父母であられます。そして私たちはその子女の立場なのです。

無形実体世界と有形実体世界
 さて、以上お話したように、人間やすべての万物は、神様の本性相と本形状を原型として、目に見えない無形の心と見える有形の体から成っています。そして、この自然界(宇宙)自体も、時間・空間を超えた心のような世界である無形実体世界と、時間・空間の中にある体のような有形実体世界の二つの世界から成っています。これが世に言われる霊界と地上界です。文鮮明先生は、初めてこの二つの世界が実在する根拠を明らかにしてくださり、特に、霊界がなぜあるのか、その目的は何かを、明確にしてくださいました。

 一般には、霊界は死後の世界と言いますが、厳密に言えば、死んだのちも永生する世界であって、現在地上で生活している私たちも、同時に霊界を生きているのです。

人間と被造世界(宇宙)との関係
 人間は小宇宙であると言われるように、人間は宇宙(天宙)の縮小体と見ることができます。逆に言えば、宇宙は人間の拡大体です。地球の構造と人体構造は共に六層から成り、五大陸六洋と五臓六腑が対応し、個体と液体の比率が、1対2です。もちろん人間は、宇宙に存在する元素によって構成されています。

 このような事実を踏まえ、霊界と地上界を結び、主管し、和動させるのは、人間しかいません。

 それでは、霊界は何のために創造されたのでしょうか。

 皆様は例外なく長生きしたい、いつまでも若くいたい、できれば永遠に生きたいと願っておられるでしょう。それは万人の願いです。しかし、それが有限な地上生活で可能でしょうか。実は、永生に対する願望が万人の本心からの願いであるということは、そのようになっているのです。それが霊界です。

自然界(霊人体と肉身との関係)
 さて、人間はただ永生すればいいのではありません。幸福であってこそ、永生する意味があります。もし地獄で生きるとしたら、むしろ永生は例えようのない苦痛です。天国で喜びに満ちて永生してこそ意味があるのです。

 それでは、私たちが天国で永生するためにはどのようにしたらよいのでしょうか。それを決定するのが、地上生活での生き方であるというのです。地上生活で善なる人生を全うする生き方、真の愛に生き、良心に従って生きてこそ、天国が約束されるのです。

 しかし、今日、私たちの周りの世界は、あまりにも腐敗し悪に満ちています。かつて同様の罪悪世界に生きて、現在霊界にいる私たちの先祖の方々も、地上で歩んだ人生の結果として、苦痛にあえぎ、私たちの中に恨みを抱えた悪霊となって宿っています。

 なかでも最も大きな罪が、誤った愛の問題です。不倫の罪、淫乱の罪です。今日、老若男女を問わず、世の風潮に流されていけば、間違いなく先祖たちと同じ道をたどるでしょう。

 このような環境にあって、どのようにすれば天国に入ることができるのでしょうか。「天国へのパスポート」は、どのようにしたら手に入れることができるのでしょうか。

 第一に、純潔を保ち、清く生きることです。このために文鮮明先生が勝ち取って、私たちに教示してくだったのが、祝福結婚の道であり、聖酒を通しての血統転換の恩恵です。

 第二は、私たちが毎日を正しく生きるための道しるべとして、文先生がその生涯を投入され、解明してくださった神のみ言を、日々訓読する生活を重ねることです。このみ言が、今「八大教材教本」として発表され、「天福函」に納められています。そのような恩恵深い時になりました。

 そして第三に、霊界におられる多くの先祖の方々を解怨し、絶対善霊として善霊界で生活できるよう導いてさしあげることです。清平で行われている役事は、このためです。

 このような「天国へのパスポート」に与かることができる恩恵に感謝し、共に新しい出発をしてまいりましょう。

 皆様とご家族の上に、神様の祝福があることを心からお祈り申し上げます。どうもありがとうございました。


posted by ffwpu at 10:00| 統一教会牧会者説教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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