2014年11月29日

神様と先祖に侍りましょう

朴 洸烈.jpg統一教会
 朴 洸烈
 <原理復興会講話集2 P.98~108>

 はじめに『いのちのまつり』という本について話したいと思います。これは子供たちに先祖の大切さを教えるために、よく読み聞かせているものです。コウちゃんという男の子が沖縄に行ってとても大きなお墓を見て驚きます。「これは誰の家ですか?」と聞くと、おばあさんが、「先祖の墓だよ」と教えてくれます。「先祖って誰?」。「あなたに命を与えてくれた人たちだよ」。

 おじいさんとおばあさんは、父方と母方、合わせて4人、曾父母は8人と、先祖をたどれば、すごい数になります。「先祖はこんなに多いんだよ」。それでコウちゃんが驚くと、「これだけではないよ。もっと多いんだよ」。たくさんの先祖がいるおかげで、あなたがいることを考えないといけないよと教えてくれるのです。

 きょう皆さんと考えたいのは、「家庭」についてです。きょうの話のキーワードは「家庭」です。日本人もアメリカ人も、韓国人もアフリカの人も、2000年前の人も、2000年後の人も、人間はみな家庭に生まれます。家庭が絶対的に大事なのです。
 自分が存在するためには、自分を生んでくれたお父さん、お母さん、2人が必要です。お父さん、お母さんも、自分を生んでくれたお父さん、お母さんが必要です。ですから祖父母は4人です。曾父母になれば、8人と、一代さかのぼるたびに2倍になります。7代では128人になります。7代までの先祖を数えれば254人になります。もっとさかのぼれば、さらに多くなります。その先祖たちが結婚して、子供を生んで、その子供を結婚させる。それを繰り返すのです。それをずっとしてくれたので、私が生まれることができたのです。

 もし、そのうちの誰か1人が病気などで死んだり、「子供は要らない」と言って生まなかったりしたら、私たちは生まれることができなかったのです。皆さん、先祖に対してありがたい心を持たなければなりません。

 さらに8代、9代、10代とずっとさかのぼれば、どうなりますか? 最初の人間は誰が生んだのですか? 科学者たちは化石を見たりして、「生命が進化したのではないか」と考え、進化論を強調します。猿が人間になったのではないかと考えるのです。

 しかし、神様を信じている人たちは、神様が創造されたと信じています。聖書にも、神様が最初の人間であるアダムとエバを創造されたとあります。先祖の先祖をずっとたどっていくと、先祖の大本は神様なのです。私たちの根本先祖です。

 私たちは今、先祖のこと、神様のことを考えなければなりません。神様も先祖も、目に見えません。その存在を認識してほしい、考えてほしいのです。神様、先祖の皆様を認識することで、神様、先祖の皆様が私を助けてくれるのです。私が強く認識すれば、先祖が強く守ってくれるのです。

 それを私が強く感じたのは、大学1年生の時です。韓国では、お父さんがスプーンを持たなければ、食事が始まらないのです。じっと待っていて、お父さんが食べ始めると子供たちも食べるのです。そういう生活をしていたのですが、大学生になって自分一人で生活するようになりました。そのとき、食事がこんなに悲しいものかと感じて泣いてしまいました。自分で作って、一人で食べるのですから。一人でご飯を食べるのは寂しいですね。

 そんな時にお母さんから電話がありました。お母さんが、「あなた、ご飯食べているの? どうやって作っているの? 毎日、あなたのことを思っているのよ。あなたのことを祈っているのよ。心配しているのよ」。そのお母さんの一言で、私の人生は変わりました。

 離れていても、私のことを心配して祈っていてくれているのです。韓国では、親は朝、お水を置いて祈るのです。だから、親が近くにいなくても、一緒にいるような感覚になりました。目に見えない神様、先祖の皆様も、皆さんが幸せになるように一生懸命応援しているのです。

 神様が存在することはどのようにして分かるでしょうか。神様が創造されたものを見れば分かります。自然、万物、人間を見れば、神様が愛しておられることが分かります。

 では、なぜ神様は無形なのでしょうか。見えれば信じやすいのに、なぜ見えないのでしょうか。「神様がいるというなら、見せなさい。見たら信じる」。そう言われたら、どのように答えますか。「あなたには心があるでしょう。あなたの心を見せてくれたら、神様を見せてあげましょう」と言えばよいでしょう。

 神様はなぜ無形なのですか。それは、人間が幸せになるように、本当に人間を愛したいので、無形なのです。もし神様が体を持っていたら、1箇所しか行けないでしょう。もし体を持っていたら、どうするのですか。神様は無形なので、どこへでも行けるのです。

 親なる神様はみんなを愛したいので無形なのです。特定の宗教だけを愛して、神様を信じない人は愛さない、そういう神様ではありません。神様は人類の親なので、人類すべてを愛されるのです。地域や民族によって、いろいろな宗教が生まれますが、その上におられるのが神様です。人類の根本先祖です。

 誰でも知っている諺があります。「三つ子の魂百まで」。韓国にも同じような諺があります。「세살비릇이 80까지 간다 」。直訳すれば、「3歳のくせが80歳まで行く」となります。なぜ同じような諺があるのでしょうか。私たちに教訓を教えてくれているのです。3歳くらいの小さいときのくせが80歳とか、100歳まで、自分の人生に影響するということです。でも、小さいときのくせは自分がつくったのではないのです。3歳のときは自分の意志で性格をつくるのではなく、父母の影響でつくられるのです。

 生まれてから3歳まで、子供の前でするお父さんとお母さんの行動が、子供にインプットされるのです。お父さんがお母さんに暴力を振るっていたら、それがインプットされるのです。教えるのではないのです。そのままインプットされるのです。だから生まれてから3歳までは、本当に大切な期間です。「小さい子供がいたら、けんかをするな」というのは、昔からの教訓なのです。性格をつくる重要な段階だからです。

 もう一つあります。目に見えませんが、先祖代々伝えられる癖があるのです。先祖の癖(因縁)で癖(運命)が決まるのです。皆さんは癖を持っています。先祖から来たもの、親から来たものがあるのです。因果果報です。すべてのものには原因があるのです。

 種を植えて芽が出、花が咲いて、実ができるのです。豆も、種をまいて芽が出て、また豆ができるのです。これが自然の現象です。人生も同じです。私が生きている環境圏、これは花と同じなのです。

 自分の環境は自分がつくったのではないのです。自分の親、先祖の影響でこうなっているのです。良い先祖がいれば、良い人に出会い、どんどん導かれます。悪い先祖がいたら、先祖代々続いて悪いことや変なことが起きるのです。離婚したり、仕事をしても、だまされたりして不幸になっていくのです。ですから自分に今、良いこと、悪いことがあるのは、良い先祖と悪い先祖がいることを認めないといけません。そして死んだら、次は私が先祖になるのです。だから良いことをしないといけません。

 先祖の中に功労を立てた先祖がいると守ってくれ、悪いことをした先祖がいたら、問題が起き、不幸になります。皆さんは良い先祖に関心を持ちたいですか、悪い先祖に関心を持ちたいですか。良い先祖は必ず守ってくれるので、それほど関心を持たなくてもいいのです。関心を持たなければならないのは、問題のある先祖なのです。

 今、日本は地震で大変です。地震が頻繁にあります。「こんなに地震の多い国は嫌だ、ほかの国に行こう」と言って移民しますか。そうではないですね。地震に耐えられる建築物を建てる技術を研究し、開発したのです。それで高層ビルが建っているのです。その結果、日本は世界一の高層ビル建設の技術を持つようになりました。世界がお金を出すから建ててくれと言っているのです。前向きに闘ったのです。悪いものを隠したら、もっと悪くなるだけです。これは嫌だからあとにしよう。そうすると、後で問題が起きたときには、ガタンと倒れるのです。

 自分に起きていることは先祖の影響から起きているといわれます。賢い人は、大変であっても、悪い先祖のことを調べて、悪いことを耐えて、どうすれば良くなるか、真剣に考えるのです。

 今、皆さんは幸せですか。幸せになる秘訣があるのです。幸せになるためには、まず先祖を思うことです。そして、自分を生んで育ててくれた両親に感謝し、尊敬することです。離婚したり、再婚した親に感謝したり、尊敬することはなかなか難しいですが、それでも、するしかありません。もう亡くなっている人は、写真に向かって感謝するのです。ぜひ、両親を大切にしてください。

 アメリカに優秀な家系があるそうです。エドワード家です。18世紀の神学者ですが、6代で1394人の子孫が生まれました。その中の1195人が一流大学、3人が総長、65人の大学教授、100人以上の牧師、60人の作家、100人の法律家、30人の裁判官、80人の高級官僚が生まれています。

 一方、劣悪な家系と言われる家もあります。マックス・ジュークの家系です。1702年にニューヨークに生まれた人ですが、怠け者で泥棒、強姦をした男です。8代で2027人の子孫が生まれています。そのうちの300人が幼少の時に死亡、310人が極貧生活で施設などに入り、450人が非行、130人が監獄入り。20人だけがまっとうな人生だったというのです。

 これは私たちに何を教えてくれるでしょうか。死んだあとにも影響があるということです。先祖代々まで影響するのです。だから生きているうちに、良い先祖になれるように、よく反省し、ために生きなければならないのです。

 人類の偉大な発見は何でしょうか。男と女、性別を認識したことです。性別が違うから、お互いに好きになって愛するのです。結婚して夫婦になります。夫婦になって、初めて「人」になるのです。漢字は本当に意味が深いですね。お互いに支え合って「人」になるのです。
ですから夫婦は、お互いに自分が完璧でないことを認めないといけないのです。ご主人が足りないところ、奥さんの足りないところを互いに補っていこうという夫婦にならないといけません。

 聖書の創世記1章27〜28節に、「神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。神は彼らを祝福して言われた、『生めよ、ふえよ、地に満ちよ……』」とあります。神様は自分のかたちに創造して、男と女とに創造されたのです。簡単に言えば、自分が生んだ子供は自分に似ているということです。そして、人間を祝福したのです。成長して、家庭をもって、子供が生みふえて、豊かな生活をしなさいと。私たちは幸せになる権限があるのです。

 人間は男と女がいます。これは素晴らしい発見です。動物は雄と雌がいて、植物は雄しべと雌しべ……。すべてのものは陽性と陰性から成っていることが分かります。すべてペア・システムになっています。理由は簡単です。神が宇宙をペア・システムで創造されたからです。

 どんなに強い男でも、男だけの世界だったら、200年もしないうちに滅びます。繁殖できないからです。男と女がいて、愛し合って結婚したら子供が生まれてきます。そうしたら、何千年たっても人類は存続するのです。

 人間は三段階、三時代を経て生きるようになっています。最初がお母さんのおなかの中の約10カ月です。世界のどこでも、何千年前も、人間になるためには、お母さんのおなかの中の約10カ月がなければなりません。なぜ、おなかの中の時代が必要ですか。地上生活の準備のためです。生まれた後の生活を準備するための期間なのです。へその緒から栄養を受けて肉体が成長するのです。栄養だけではありません。愛情も受けるのです。地上生活で生きるための肉身を準備するのです。

 では、地上生活の目的は何でしょうか。地上生活は100年程度です。金メダルを取りたい、大統領になりたい、パン屋を出したい。いろいろあるでしょうが、人生の目的は何ですか。なぜ地上生活をするのですか。究極の目的は何ですか。霊界生活の準備です。

 何を準備するのですか。お金を準備するのですか。家を準備するのですか。違います。物は地上生活のためのものです。あの世に持って行くものではありません。霊界へは何も持って行けないのです。

 地上生活を通して、父母からの愛、夫婦の愛で因縁を結び、子女を愛する、愛国、愛天で、霊人体が成長するのです。人間が地上生活をするときに一番必要なのは、愛なのです。食べ物ではないのです。人間が生まれた空間が家庭なのです。家庭は何でしょうか。どんな会社、どんな店、どんな組織とも違って、家庭は特別な空間なのです。皆さんの家庭には、目には見えませんが、愛によってつくられた空間があるのです。

 愛によってつくられた空間なので、何でも無料です。「あなた、お金を払わないと食べてはいけません」とお金を請求しますか。どれだけ食べてもいいのです。「兄弟と仲良く分けて食べなさい」とだけ言います。

 一週間ごとに集計して家族に食事代を請求しますか。朝食代がいくら、昼食代はいくら、夕食代はいくらと。ご主人に請求するのですか。ホテルならそうしますが、家庭ではしません。なぜ? 愛でつくられた空間があるのです。皆さんは当然のことと思うでしょうが、これはとても素晴らしいことです。

 私たちは神様によって、特別な空間で生きるようにされているのです。その家庭はどのようにしてつくられるのですか。二人が愛するからつくられるのです。愛するから結婚するのです。愛するから守るのです。家庭だけでなく、会社も愛し、国も愛し、世界も愛するのです。そのように心が大きくなって人間は死ぬのです。そして、霊界で神様とともに永遠に生きるのです。

 お母さんのおなかには羊水が満たされていますが、そこはお父さん、お母さんの愛の空間なのです。そして生まれてくると、目に見えない家庭という愛の空間になるのです。死んだら、どうなるのでしょうか。無限の愛の空間になるのです。

 お母さんのおなかの中では、羊水がなければ、死んでしまいます。地上生活では空気がなければ、死んでしまいます。霊界では、愛がなければ死んだような状態となってしまいます。愛さなければ、愛されなければ、生きていけないのです。

 地上生活での結果が霊界での生活を決定するのです。地上でどのように生活するかが重要です。ですから、今の生活が大事なのです。短い期間ですが、この期間が永遠を決めるのです。お母さんのおなかの中での10カ月を良く生きれば、地上生活の100年を良く生きられます。「また生まれ変わって頑張ればいい。今はまあ、いいや」と考える人もいます。しかし、生まれ変わった人がいるのですか。先祖祭祀は、なぜするのですか。先祖の墓はなぜ造るのですか。永遠だからです。

 お母さんのおなかの中では、お母さんによって育てられます。地上生活では、自分で成長するのです。りんごの木は木の枝についているときに成長します。木から落ちたら、それ以上成長しません。それと同じように、魂の成長は、肉身を持っている間にするのです。愛の空間である家庭で、愛を完成してほしいのです。

 与那嶺正勝先生が日本の20000件以上の家系を調べた結果、面白いことを発見しました。それが『家系の科学』という本に掲載されています。女性が家系の繁栄の鍵を握っているというのです。実際、子供に影響するのは85%がお母さんの影響で、15%がお父さんの影響といわれます。ですから、「偉人の母」と言われるのであって、「偉人の父」とは言わないのです。

 また家系の発展と滅亡の鍵を握っているのが性の問題だといいます。いろいろなパターンがありますが、不倫をしたり、離婚をすると、3代以降に問題が発生し、4代、5代になると絶家になるというのです。結婚しない、結婚しても子供は要らない、小さいときに亡くなってしまうということが起こるというのです。なぜ、子供たち、孫たちが大変なのか。おじいさんや曾おじいさんが女遊びをしたり、怨んで離婚したりと、いろいろあるのです。

 3代が離婚・再婚なしでいけば、子孫がすごく繁栄するのです。日本のある首相の家系では、6代続けて離婚していません。それで与那嶺先生が、今生きている後孫に聞いたのです。「我が家系の家訓は男は女を大切にせよ。妻を大切にしなければならない。それが家訓だ」というのです。家運の鍵は嫁にあるのです。嫁が良ければ家運は繁栄するのです。家運が上昇する家系の夫は妻を大事にします。純潔が最高の家運上昇の秘訣なのです。ローマが滅んだ原因も淫乱だと言われています。

 48.1%。これは何の数字かと言うと、平成19年の犯罪情勢(警察庁発表)の中で、殺人事件の検挙件数における「被疑者と被害者の関係」が親族間である割合です。最近、ニュースでも、よくありますね。家庭が崩れているのです。簡単に離婚してしまうのです。なぜ離婚したいと思うのか、離婚しないためには、どうすればよいのか、子供と、孫と、嫁姑はどうすればよいのかなど、いろいろと研究してほしいのです。

 皆さん、運命は変わるのです。自分がハンドルを右に回せば右に行くし、左に回せば左に行きます。それを「運転」と言うのです。漢字は面白いですね。運命は命を運ぶのです。自分の命を運んでいくのです。どうやって運んで行くのですか。心です。自分の心で前向きに、「そうだ」、「本当にありがとう」と言えば、だんだんと運命が良いほうに行くのです。しかし、「あなたのせいでしょう」と、不平不満ばかり言っていたら、「ああ、もうこの人とは生きたくない」となり、その人の運命はどんどん落ちていくというのです。ですから、心の持ち方が大切なのです。

 「三つ子の魂百まで」と言いますが、魂は霊界まで永遠なのです。ですから今、自分の心をどうするかが問題です。心を正しく変えるために「統一原理」を勉強してください。統一教会では、心を正しくするための道を教えています。それを勉強すれば、もっと幸せになる道が見えていくと思います。

 きょうの話の結論です。家庭は天国の訓練場です。生きている神様が、親、夫、子供です。家族を神様のように愛しましょう。先祖と神様に侍りましょう。これが救いの道であり、幸福への道です。

 目に見えない先祖、神様です。その前に、今、自分の目の前の、ありがたいご両親、ありがたいご主人、ありがたい奥さん、ありがたい子供、自分の家族を、神様のように愛しましょう。これが統一教会の真の家庭運動の思想です。

 目に見えない、神様、先祖の皆様に侍りましょう。そうすれば、誰でも幸せになっていくでしょう。誰かだけが幸せになって、誰かが幸せでない。そうなれば、神様は心配で仕方がないのです。国を超えて、宗教を超えて、みんなが幸せになってほしいのです。それで今、統一教会、統一運動では、超宗教超国家的な活動をしているのです。

 皆さんに真の家庭と世界平和のための活動をしている統一運動を、よく理解していただきたいと思います。


posted by ffwpu at 09:00| 統一教会牧会者説教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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