2014年11月22日

奇跡を起こす人生講座

前田雅和jpg統一教会
 前田雅和
 <原理復興会講話集 P.133~141>

奇跡とは?
 奇跡(奇蹟、英:Miracle)とは、どういうことを言うのでしょうか?

 ウィキペディアでは、「人間の力や自然現象を超えた出来事」とし、「神の力や宗教と結びついていることが多い」と説明されています。

 聖書をよく読んでみますと、「奇跡」という語は使用されていません。聖書では「奇跡」は、以下の三つの言葉によって言い表されているといわれています。

 【1】「神の力」(The Power of God):奇跡の起因からの名称である。
 【2】「驚き」(Wonders):奇跡の及ぼした結果からの名称である。
 【3】「 しるし」(Signs):聖書が使用する名称の中で、特に特徴的なのがこの語で、奇跡の意義からの名称である。

 以上のことから見ても、「奇跡」という単語は普段何気なく使っている言葉ですが、非常に宗教色が強く、神やメシヤという存在と深い関係にあるということがわかると思います。「神がかり的な」とか、「神が降りた」という表現も「奇跡」の表現となるのでしょう。
私の誕生
 ではここで、私の誕生について考えてみたいと思います。私(人間)の誕生は奇跡でしょうか、そうではなく操作できるものでしょうか?

 この問題を考えてみてください。

 【Q1】あなたは、男と女とどちらに生まれたかったですか?
 【Q2】子供を産むとしたら、男と女のどちらを産みたいですか?
 【Q3】理想の子供像というのがあれば教えてください。

 人間の誕生(生命の神秘)を少し考えてみましょう。

 英国の生物学者であるロビン・ベーカー氏の学説によりますと、男性の精子は約74日間かけて生成されると言われています。大きさは0.06ミリで肉眼では見えないサイズです。女性の卵子は約0.1ミリで、シャープペンシルの芯で点を突いたくらいの大きさです。生まれたばかりの赤ちゃんが約50センチですから、その大きさは約5000倍にまで成長するのですから、驚くべき奇跡を見ていると言えるのではないでしょうか?

 ちなみに、私が同じくらい成長すると考えますと、身長165センチの私は8250メートルの身長となります。世界最高峰のエベレスト(8848メートル)よりも少し低いくらいの身長になるということになります。驚くべき数値であり、成長です。

 さらに面白い研究結果があります。精子は三つの集団に分けられると考えられています。その一つの集団がブロッカー・スパーム(守り屋精子)と言われる集団です。この精子は、年老いた精子が中心で、彼らは他の精子たちから守る役割をし、子宮頸管や子宮内への侵入を防ぐ役割をしています。簡単に言えば、通せんぼする精子軍団であると言えます。

 そして、二つ目の集団がキラー・スパーム(殺し屋精子)と言われる集団です。若いピチピチした精子が中心で、この精子は自分の軍団とは違う精子と認識すると攻撃し始め、相手の動きを止めてしまう役割を持っています。頭の部分から腐食性の毒素を注ぎ込んで相手を倒してしまうという少し恐ろしい性質を持っています。大量の敵精子を倒せる分の容量があると言われていますから、驚きです。

 そして、三つ目の集団がエッグゲッター・スパーム(卵獲得精子)と言われる集団です。この精子は活発な動きを示しながら直線的運動をするのが特徴的です。キラー・スパームに囲まれて守られながら、卵子に向かって進軍する軍団です。卵子に到達するやいなや、頭部が変貌し、殻を破ってお姫様と出会う王子様的な精子である言われています。

 精子たちは上記の三つの軍団を組織しながら、先方部隊と後方部隊とに構成されます。先方隊は100万ほどのエッグ・ゲッター・スパーム軍が約1000万のキラー・スパーム軍を率いて特攻隊のごとく進軍していきます。これらの先方隊は、若くて元気のよい精鋭部隊で構成されています。

 後方部隊は数億の軍団で構成されており、出番が来るまで子宮頸管内の広い場所で待機しています。先方隊が進んでいけば、第2師団が突入を開始します。さらに第3、第4と続く場合もあると言われています。

 敵は白血球や貪食細胞であり、次々と倒されていきます。壁や突起物に触れるだけでも精子軍団はやられてしまうといいます。どうして、多くの難関を越えなければならず、邪魔するかのように精子を攻撃してくるのでしょうか? ここが自然の法則の素晴らしいところで、いい種を生かし、最高の生命体を誕生させるという究極的目的が明確に存在しているからです。

 精子の大きさは0.06ミリで、スプーン1杯分で3〜5億個あるといわれていますが、このサイズからすると、卵子に到達するまでに人間で例えれば約1万メートル分を進まなければならないと言われています。この距離を数多くの難関をくぐり抜けて、たった一つの卵子をめがけて進むのですから、まさに受精は「奇跡の瞬間」であると言えるでしょう!

 そして、お姫様の殻を破って王子様が突入した瞬間、他の王子を受け入れることができないように瞬間的に強固なバリヤーを張ります。まさに運命の出会いを成就するのです!

 このような、数億分の1の天文学的な確率を勝利した白馬の王子様的精子君も、たとえ受精ができたとしても次なる試練に打ち勝たなければ妊娠という段階には行くことができません。高等動物は受精すれば6割以上の確率で出産に至りますが、人間の場合は受精しても2〜3割にもならないと言われています。ここでも、最高の生命体を誕生させるために試練があるのです。本当に神秘的で、奇跡的な人間の姿(誕生)を見ることができます。

 精子は女性の体内で約5日間は生きると言われています。しかし、卵子の受精可能な期間は、排卵後約24時間と言われています。この違いはどうしてなのか、いまだに解明されていない難問の一つです。人間の種の存続は、明らかに他の動物と比べて繁殖力が弱いのです。逆に考えると、過酷な試練を通過しなければならないとても大きな使命、価値が与えられているとしか言いようがないのです。

 また、男性は生殖年齢に達すると、毎日新鮮な精子が作り続けられ、際限がないと言われています。一方、女性の卵子は当初約700万個限定生産と言われます。しかも、生まれてくる時に既に約200万個まで減少しているといいます。さらに、排卵が始まる年齢時には、40〜50万個まで減少し、新たに卵子を生産することは絶対にないというのですから、どれほど価値が上がることでしょうか?

 そして、驚くことに、種の存続を求めて1カ月に1人のスターを誕生させる機会は、わずか500回にまで限定されてしまうというのです。それ以上のチャンスは絶対にないというのですから、驚きです。700万の中から、厳選に厳選を重ねて選ばれたヒロインが500人に絞られるというのです。

 1年12回で計算すれば、約41年の間妊娠できるということになります。しかし、1個の卵子の寿命が約24時間と考えると、18歳〜48歳までの30年間で計算しても、30×12=360日(約1年)のチャンスをつかまなければ妊娠できないという計算となります。

 この数字を考えただけでも、「私」という存在が生まれてきたことはどれほど奇跡的なことであるかというのです。そう思いませんか?

 生まれてきただけでも奇跡的です。唯一無二の価値を持って誕生しているというのです。

人間の細胞の神秘性
 人間の体は「宇宙」に例えられることがあります。星空を見ながら、その神秘性を感じることも確かにありますが、人間の神秘性にも驚くものがあります。

 私たちの体は、約60兆個の細胞から成り立っています。その60兆個の細胞の一つ一つに、約30億個の塩基(DNA=遺伝子情報)が書かれています。これだけでも驚異的なことです。

 この遺伝子がどれだけ小さいかというと、1ミリの50万分の1という小さい細胞から成っています。想像がつかないですね。重さはなんと、1グラムの2000億分の1の重さになります。この想像もつかない小さく軽い細胞一つに、約30億という情報が書き込まれているというのですから、どれほど驚異的な数字でしょうか。生命の神秘、奇跡的な存在と言わざるを得ません。

 わかりやすく例えてみると、この地球に住んでいる全人口約65億人の遺伝子情報を全部集めても、米粒一つよりも小さいという計算になります。このような膨大な情報を、生まれた時にはすべて私の細胞一つ一つに書き込まれているというのですから、驚かざるを得ないというのです。一体、だれが書いたのでしょうか?

 しかも、全身にある60兆個の全細胞に、全く同じ遺伝子情報が30億個も書かれています。体のどの部分の細胞を採取しても同じ情報が書かれているのです。そして、すべての細胞が同じ遺伝子情報を持っているはずなのに、細胞分裂の過程では、手・足・指・頭・耳など、それぞれ異なる組織をつくっているのです。

 もし、遺伝子の働きが不十分で、そこに狂いが生じれば、右手と左手が逆になったり、口と鼻が逆さに付いたりしてしまうのですが、そんなことは起きないというのです。30億の遺伝子は、肺・心臓・腎臓・胃など、特定の場所で特定の遺伝子のみを働かせていくので、きちんと働いて形を形成させるというのです。何とも不思議な話です。

 しかし、この遺伝子はどこから指令を受けているのでしょうか? まるで遺伝子自体が意識を持っているかのようです。だれが指示を出して間違いなく働くことができるのでしょうか?

 さらに驚くべきことは、微生物も含めすべての生物の遺伝子が、全部四種類の塩基から成っているということです。カビであったとしても、大腸菌であったとしても、昆虫や魚であったとしても、すべて遺伝子はA(アデニン)、T(チミン)、C(シトシン)、G(グアニン)の塩基の組み合わせでできているのです。遺伝子工学の世界では、基本原理が同じということは、同じ起源を持っていることを表します。

 そう考えれば、生きとし生けるものすべてが同じ起源から出発しているということですから、生き物の親は同じ親ということであり、すべての生物は兄弟姉妹ということになります。

 遺伝子はA・T・C・Gの四つの塩基から成り、それが見事なまでに規則正しく配列されているのです。とても偶然できたものとは考えられず、そのように作ろうとした作者が存在しない限り、考えられないほどの緻ち 密みつなプログラムが組まれているのです。一体、だれがそれを考え出し、つくり出したというのでしょうか? 本当に謎の世界です。

 遺伝子工学の権威、村上和雄・筑波大学名誉教授は、この緻密な遺伝子を誕生させた方のことを「サムシング・グレート」(偉大なる何者か)と呼び、人間を含め、すべての生物の生命は、「サムシング・グレート」からの贈り物であると考えています。そうでもしないと、説明ができないのです。

 人はそれを、「大宇宙の叡えい智ち 」、「大自然の偉大な力」、ある人は「神様」と呼ぶかもしれません。きっと、人間は何かの力、大いなる力によって生かされているのでしょう。60兆個の細胞から成る人間、それは奇跡的なことです。人は、60兆個の細胞の支えで生きているのです。このように考えると、この世に「生を受けた」ということだけでも素晴らしいことです。(参考文献、村上和雄著『生命の暗号』)

まとめ
 すべての存在の根源としていらっしゃる、宗教的に「神様」というお方は、科学的に言うならば、「第一原因」であり、遺伝子工学的に言うならば、「サムシング・グレート」というお方なのです。すべてにおいて原因があり、その原因のとおりに結果が出ているというのです。ある壮大な計画があって、今この世界が存在しているのです。

 そのように考えれば、すべてつじつまが合ってくるのです。「私」という存在も、偶然に、勝手に現れた存在ではなく、願われて必要な存在として誕生してきたのです。

 生命の神秘や人体の神秘を考えてみても、天文学的数値を超えた存在として私が誕生しています。生まれてきただけでも奇跡的な私であり、そこから見れば感動的なドラマである私の人生です。その人生は、一体どこに向かっているのでしょうか? さらに死んだあとは、どうなるのでしょうか? 疑問だらけの私の人生ですが、その私を誕生させた神様的な存在がいるとしたら、その方に聞けばわかるのではないでしょうか?

 当教会では、その疑問にお答えし、明確な回答を提示しています。私の誕生自体が奇跡的であるように、私の人生も奇跡的に歩むことが可能なはずです。本心が喜ぶ私の姿を発見し、明確な幸福をつかむことこそ、まさに奇跡ではないでしょうか? あなたは必ずその奇跡を見ることができます。ぜひ、奇跡を起こして、多くの感動と幸福を感じ取っていただきたいと思います。

 こちらでは、そのお手伝いをしています。学ぶ内容を体系化し、DVD化もしています。また、このような講義形式も行い、カウンセリングも合わせて行っています。皆様の幸福をお手伝いするスタッフも充実していますので、ぜひ学びの時間を取ってくださればと思います。


posted by ffwpu at 13:59| 統一教会牧会者説教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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