2011年04月09日

人類歴史の目的は真の父母

梶栗玄太郎会長
統一教会
   日本会長 梶栗玄太郎

<TODAY'S WORLD JAPAN
 2011年天暦1月号 P28〜33より抜粋>



 今日のテーマは、「人類歴史の目的は真の父母」です。この言葉がこれからの時代を引っ張るでしょう。去年12月28日、文亨進世界会長が語られた言葉です。

 世界会長は悟りを開かれて、「神の創造目的は何か。結局、それは真の父母である」という結論を出されたのです。神の創造理想「三大祝福」が真の父母様を通じて実現するからです。

 私は、これを聞いて本当に衝撃を受けました。今まで、人類歴史の目的や創造目的に関しては「原理」で学んできましたが、いろいろな言い表し方があるでしょう。私たちはこれまで、さまざまな表現を使って創造目的を説明し、伝道をしてきました。

 普通、政治をする上では、「世界平和の実現が目的である」と、そのような目標を立てます。み言でも、平和というのはたくさん語られていますから、それも間違いではないでしょう。

 この「世界平和」というものは、一般の人が言っているのです。私たち統一教会が言いだしたことではありません。私たち独自の言葉ではないのです。「世界が平和でありますように」とお祈りしていれば世界平和が成されると考える人々もいます。みなが世界平和を主張しているのです。

 皆が世界平和を主張してきたのですから、私たち統一教会が主張しても誰も驚きません。人々は当然のことだと思うだけでしょう。「理想家庭の実現」を主張するのは、どうでしょうか?これは独自ですね。では、理想家庭による理想世界の実現は誰ができますか?どの人ができるのですか?そこには主人がいないのです。

 「ワン・ファミリー・アンダー・ゴッド」。これはゴロがいいです。大会の最後を締めくくるには、わっと盛り上がって、大拍手にはふさわしいテーマでしょう。神の下での大家族主義です。理想的でしょう。

 しかし、これは、過去の人も言ってきたのです。皆が言ってきたことですから、特徴がありません。主張するものがないのです。

 ところが、世界会長が語られたのは、「人類歴史の目的は真の父母様である」です。私は、ショックを受けました。世界平和も理想世界も理想家庭も、真の父母によらなければ実現されないものばかりでしょう。世界平和は真の父母によって実現され、理想家庭も理想世界も真の父母によって初めて実現されるのです。「ワン・ファミリー・アンダー・ゴッド」も真の父母を中心として初めて実現されるのです。

 ですから、「世界平和」「理想家庭」「理想世界」の三つのうち共通して欠けているのは、真の父母です。そういう結論にならざるを得ません。一番重要な内容が抜けています。

 成約時代とは、新しい時代です。初めに、神様と真の父母様のみがそこに入られるのです。これまでの旧約・新約時代と違う、全く新しい時代が到来するのです。それは、真の父母様が神様を解放・釈放され、人間の責任分担が果たされる時代です。1992年、93年に「成約時代と真の父母」という宣布が成されました。それから今日までの間に真の父母様は真の父母の勝利を基盤として神様を解放・釈放され、神様の王権を樹立されました。神様が初めて本来の神としての立場を回復されたのです。

 真の父母様の勝利によってそうなりました。その神様は、宇宙すべてを全権でもって主管されるかたです。その神様が今度は真の父母にその全権を相続させられ、真の父母による全世界の主管、管理が成される新しい時代が生まれるのです。

 この時代、私たちは何をするのですか?絶対信仰、絶対愛、絶対服従の精神でこの期間を乗り越えていくのです。神様もそれを実現され、真の父母様も実現され、私たちもそれを実践して勝利していかなければなりません。絶対信仰です。

 そこには、自分中心の意見を挟む余地がないのです。絶対愛、絶対服従です。真のお母様も、いつもこの三つを実践されて母の立場を勝利されました。エバ国家も実践して勝利しなければなりません。そうして真の父母様と共に次の時代に入っていくのです。

 皆さん、真の父母様を証ししてきましたか?自叙伝は少し証ししたでしょう。それまで、真の父母という名前で証ししてきましたか?日本が難しい状況になっているのも、私たちが真の父母の宣伝をしなかったからです。

 今年は「真の父母」を中心として伝道していきましょう。伝道するとき、「真の父母」を最初に訴えると、後が説明しやすいのです。そして、真の父母を中心として絶対信仰、絶対愛、絶対服従で結束して一つになり、新しい時代に突入していくのです。

 私はある病気になったとき、主治医を探しました。でもいくら考えても誰も思い浮かびません。それで一晩ずっと考えていたら、一番身近な所に主治医がいました。それは、神様です。「神様を主治医にしよう」と私はそこで宣言したのです。

 以来、今日まで私の主治医は神様です。何か、神が「あそこに行けばいい治療方法がある」と、さっと教えてくださったのです。それで、いろいろな所に行って、今まで生き残ってきました。

 神様は教えてくださるのです。神様と真の父母様が私の主治医です。真の父母様は会うたびごとに「体の具合はどうだ?」と聞いてくださいます。もぐさ灸など、さまざまな指導は受けましたが、最終的なお父様のみ言は「結局、君の病気はね、神様に会う以外にないんだよ」ということでした。それで、「神様に会うとはどういう意味なんだろう」と考えていると、次の瞬間、「(当時生活していた)南米に(妻を)連れてきなさい」と言われるのです。

 神様に会うというのは相対に出会うということです。愛で一体となればそこに神様がおられるのです。その力は強力ですから病気を治すことができるのです。夫婦が仲良くすれば健康になるのです。

 そして、家庭が立派になり、親戚一同立派に育ち、統一教会が立派に成長していくのです。強固な家庭が集まった強い教会を作り上げていくのです。強い家庭が集まって強い国家になるのです。このことが重要です。

 今年は、「歴史の目的は真の父母である」、その一言です。世界会長の願いはそこにあるのです。真理は単純に言い表すことができます。仏教には、「南無妙法蓮華経」等の唱える言葉があります。それを唱えることによって力を得るのです。でも、それらは真理の一部しか表していません。でも、真の父母は全部語っておられるのです。ですから、「真の父母様億万歳」を唱え続けるだけでも、いろいろな役事が起こっているのです。そのように毎日唱えれば、日々、真の父母様を中心として生きざるをえないでしょう。本当に心情が近くなっていくのです。

 真の父母様の長寿と健康と「真の父母様億万歳」をお祈りして、その波動を真の父母様にお送りするのです。私たちが真の父母様と周波数が合えば、真の父母様はその波動をキャッチされるのです。「おっ、来ている」と。それが親と子のつながりです。

 親に美を返していくのです。そのような生活をしていけば、個人、家庭、教会において、飛躍的な発展をもたらすに違いありません。
posted by ffwpu at 13:35| 統一教会牧会者説教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする