2011年04月16日

神様の真の愛を相続しよう

矢野治佳

統一教会
   伝道教育局 局長 矢野治佳

   <2010春季牧会者説教集 P32〜36>



訓読
 「先生、律法の中で、どのいましめがいちばん大切なのですか」。イエスは言われた。「『心をつくし、精神つくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。これがいちばん大切な、第一のいましめである。第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。これらの二つのいましめに、律法全体と預言者とが、かかっている」
(口語訳・マタイによる福音書22章36〜40節)

 「天国とは何でしょうか。自分の家庭のように世界の人々を愛せる所が天国であり、そのような人が天国の民です。おじいさんとおばあさん、お父さんとお母さん、自分たち夫婦、兄弟、子女、この四代は何でしょうか。天の国の民として愛を、宇宙の真の愛を体験するための教材としての家庭です。教材として私に教えてくれる基盤が家庭だというのです」
(『天国を開く門 真の家庭』p.20)


 皆さん、おはようございます。バンクーバー冬季オリンピックにおいて、女子フィギュアスケートの浅田真央選手とキム・ヨナ選手の対戦は感動を呼びました。対戦の前日の記者会見でキム選手が「金メダルは神様が与えてくれるとわかった時、心に余裕が生まれました。金メダルが取れないことも受け入れる覚悟ができています」と語った言葉が心に残りました。

 私たちには神様が共にいてくださいます。表面的に良きこと悪しきことがありますが、それに左右されることなく、背後の神様の意図を探りながら、誠実に生活していきたいものです。 さて、きょうは聖書の言葉を頼りとしながら、「神様の真の愛を相続しよう」と題して、一緒に考えてみたいと思います。イエス様は、パリサイ人の問いに対して、聖書の教えを二つにまとめられています。その第一が「心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神様を愛しなさい」です。

 私たちは親から愛され、親を愛することができます。「神様を愛する」ということは、「神様から愛されている」ということが前提になっています。

 お父様が最初に来日された時のことです。一目会いたい兄弟姉妹が京都駅につめかけました。涙を流して列車を追う姿を見て、お弟子さんが「日本の兄弟姉妹の信仰は素晴らしいですね」と言うと、「その原因はお父様がつくったよ」と言われたというのです。

 キリスト教の牧師の証しを聞いたことがあります。青年時代、何度も自殺を図ったものの死に切れず、あまりにも苦しくて「母さん、どうして僕を生んだんだ」と親に対しての禁句を言ってしまいました。お母さんは「難しいことには答えてあげられない。しかし、これだけは信じておくれ。母さんはおまえのためなら死んでもいいと思っているよ」と答えたそうです。その言葉を聞いて死ぬことができなくなってしまいました。「ありのままのおまえを愛しているよ」。これが私たちの存在の根幹です。

 イエス様の時までの神様は「律法を守れば愛してくれる。破れば罰する」主なる神様でした。しかし、イエス様の示された神様は「アバ、父よ」と呼ぶ親なる神様でした。イエス様の十字架への生涯は、その愛を体現したものでした。私たちは神様に対して「子女の愛」をはぐくむことができるようになりました。

 第二の教えは「自分を愛するように隣人を愛しなさい」です。ペテロはイエス様を3度否定しました。しかし、イエス様はそのペテロを許しました。「わたしはとんでもない卑怯者であり、裏切り者です。しかし神様はそんな私を愛してくださいました。だから安心してください、あなたは神様から愛されています」とペテロはイエス様の愛を伝えていきました。許された者は人を許し、愛された者は人を愛するのです。それ以来、「キリストにならう」多くの人々が出現しました。そして、現在クリスチャンは全世界の約3分の1となりました。私たちは「兄弟姉妹の愛」を表すことができるようになりました。

 キリスト教は「兄弟愛」を説きましたが、「神様の本質」を示すことはできませんでした。堕落人間は、神様との間に決定的な断絶があるというのです。青年時代の文先生の疑問は「私たちはイエス様のようになれるのか?」というものでした。牧師にその問いをすると、「絶対になれない」というのです。そこでキリスト教には限界があることを自覚されたといいます。神様と人間との間に越えることができない溝をつくり、孤独な神様にしてしまったのです。時代がたつに従い、信仰は薄れ、個人の人権を大切にする思想だけが残り、個人主義が蔓延し、家庭が崩壊していく姿を見ながら、キリスト教は、その根本的な解決をすることができませんでした。

 文鮮明先生は「神様の本質」を、目に見えない人類の「真の父母」として示されました。神様は見えない父母であり、父母は見える神様です。すべての人が平等に神様の愛を受けられるように「家庭」をつくられたことを明らかにされました。家庭は「愛の学校」です。

 「天国とは何でしょうか。自分の家庭のように世界の人々を愛せる所が天国であり、そのような人が天国の民です」、「天の国の民としての愛を、宇宙の真の愛を体験するための教材が家庭です。真の愛の教材として、私に教えてくれる基盤が家庭だというのです」と教えられます。

 イエス様は一人で十字架を越えていかれました。再臨の主は家庭で十字架を越えていかれるのです。それが亨進世界会長の証される「七死復活、八段完成」の道です。その犠牲の上に、私たちは「夫婦の愛」、「父母の愛」を実現していく恩恵を「祝福」として与えられました。四大心情圏を完成する道が人類に初めて与えられたのです。

 真の父母様が示してくださった道は祝福家庭の中に実っていきます。「私が出会った神様の真の愛」の公募作品集『神様に愛された日』から紹介します。

 小学一年生の女の子の証しです。
 「『まま、わらって』。ままがわらっていないとき、玉ちゃんはにっこり、わらいます。ままがおこっているとき、玉ちゃんは、いっしょうけんめいわらいます。玉ちゃんのえがおは、ままのおくすりですよ。たくさんわらって、ままのびょうきをなおしてあげますよ。『玉ちゃんのえがおはすてきね』って、まま、いってたでしょう? だれにおしえてもらったか、しってる? 神様ですよ。まま大すき!」

 一人のお母さんの証しです。
 「障害を持って生まれた長女が17歳で亡くなりました。たんが詰まったのを、吸引してあげられなかったことが原因でした。私は長女の死後、自分を責め続けました。すると、ある霊的な人を通して、長女がメッセージを送ってきたのです。 『お母さん。お母さんは私が亡くなったことを悲しんで、自分のせいだと言って、ずっと泣いて苦しんでいたね。でも、お母さんのせいじゃないよ。神様は私がなくなる日を15歳と決めていたの。でも、お母さんがあまりにも神様に懇願するから、神様が2年間プレゼントしてくれたんだよ。私はお父さんとお母さんから愛情をたっぷり受けたから、こっちに来ても寂しくない』」

 皆さん、真のご家庭のご苦労の上に与えられた「神様の真の愛を相続する」道を、精誠を込めて歩んでまいりましょう。皆様の上に神様と真の父母様の守りと導きがありますように。


posted by ffwpu at 09:00| 統一教会牧会者説教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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