2015年02月28日

私たちを通して成される「大きいわざ」

_DSC4505_01.jpg統一教会
 李海玉
 <Today’s WORLD JAPAN2014年天暦12月号 P.22~29>
 二〇一三年十一月二十日、新潟県新発田市で「新潟教区特別集会」が開催されました。以下は、この集会で宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長夫人である李海玉先生が語った内容の一部を翻訳し、整理したものです。なお、タイトルは編集部で付けました。 (文責・編集部)

美しい国、日本
 美しい都市、新潟に来てとても感謝します。(拍手)しかし、何よりも皆さんに会えてとても幸せです。お元気ですか。(はい)朝ご飯、おいしく召し上がりましたか。(はい)(拍手)冷たい雨が降る中、お集まりくださり、ありがとうございます。(拍手)【ここまで日本語で語られる】

 日本語を勉強したい思いはあるのですが、時間の都合がつかなくて語学学校に行くこともできず、メモ用紙に書いたとおりに読みました。発音も良くないでしょう? いろいろな意味で、申し訳ありません。(拍手)私は今まで、「英語がうまくなりたい」と思ったことはありますが、「日本語ができるようになりたい」という思いは、一度も持ったことがありませんでした。しかし、日本に来てからは、日本語が上手にできないということに対して、本当に胸が痛みます。

 先日、私は、三か月間のコースで日本語を学ぼうと、語学学校に登録しに行きました。ところが、授業が(二〇一三年)十月一日から始まるというのです。真のお母様のご来日と重なるので、「約二週間、授業を抜けてもいいですか」と担当で勉強させたら良いではないですか」と話していました。ところが、彼らの反応は、特にうれしそうには見えませんでした。「子供たちも、あまり行きたがらない」と言うのです。むしろ日本が良いというので、私は心の中で、「本当に不思議だな」と思いました。なぜなら、特に韓国人の場合、子女がイギリスに行って勉強するのをとても喜び、そこで暮らすことを願ったからです。

 ですから、私はずっと、「なぜ日本人は、祖国を離れて生活するのをあまり好まないのだろうか」と、日本人を理解できずにいました。ところが、日本に来て生活してみると、そのような日本人の思いと態度が理解できるようになったのです。ここ、日本よりも良い所はないというのです。(拍手)

 日本のように、どこに行っても清潔で、人々が親切な所はありません。海外者に尋ねたところ、「それでは、受講を許可することはできません」と、断られてしまいました。ですから、いまだに一人でひらがなを書きながら、日本語を勉強しています。申し訳ありません。(拍手)一生懸命頑張ります。

 私は以前、日本の宣教師のかたがたに会うたびに、「ヨーロッパに来てください。ヨーロッパはとても良い所ですよ。子女たちも送ってください。イギリスで毎日ニュースを見ると、日本では地震や津波が発生するというので、自然もあまり美しいものではないと思っていました。ところが、そうではありませんでした。自然が非常に美しいのです。特に、この新潟に来て驚いたのが、スイスよりも美しいということです。(笑い)(拍手)

 東京から新幹線に乗って新潟に来る途中、窓の外を眺めていたのですが、雪に覆われた山と、その手前に紅葉で色づいた山が同時に映える風景を目にして、驚きました。秋と冬という二つの季節を同時に抱きかかえている、これほどまでに美しい山々を見たことがなかったのです。スイスに行ったときも、冬であればただ冬の山であり、秋であればただ秋の山であって、冬の山と秋の山を同時に見ることはなかったのです。(拍手)本当に、日本の驚くべき、美しい自然を楽しむことができました。

 そして、新幹線を降りると、非常に端正な制服を着た男性が、ゴミ袋を手に立っていました。私がそこにゴミを入れると、そのかたはゴミを受け取りながら、「ありがとうございます」と言うのです。ゴミを捨てて「ありがとう」と言われたことは、私の人生でただの一度もありませんでした。(笑い)このような国が、世の中のどこにあるというのでしょう。

 日本で生まれ育った皆様が、他の国に行って暮らしたくないというのは、あまりにも当然なことであると思いました。

 きょう、冷たい秋雨の降る中、早朝からバスに乗り、ここに駆けつけてくださった皆様に、心から感謝申し上げます。皆様を心から愛しています。言葉というものは、自分の心情と感情、そして、意図を完璧に伝えるには、足りない面が多くあると思います。しかし今、他の表現方法が見当たりません。

 昨晩、教会に到着し、祈祷するために両目を閉じたのですが、感情が激しく込み上げてきました。私は、皆様と個人的に親しくお会いする機会はありませんでしたが、昨日、祈りをささげる瞬間、皆様の思いが私の心の中にさっと飛び込んでくるような感覚を覚えたのです。
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2015年02月21日

人生の目的を知ろう

三輪 誠ー1.jpg統一教会
 三輪 誠
 <原理復興会講話集2 P.94~97>

 皆様、おはようございます。原理復興会にお越しくださり、ありがとうございます。きょうは「統一原理」を紹介する上で、「人生の目的を知ろう」という題でお話ししたいと思います。

 2011年、新しい年を迎えましたが、今春卒業の大学生の中には、まだ就職が決まらず、焦っている方も多数いることでしょうし、心配されている親御さんも多いと思います。1月現在の就職率は68.8%です。3人に1人がまだ就職が決まっていないということになります。実際、求人倍率は前年の1.62倍から下がって、1.28倍ですし、5000人以上の大企業の求人倍率は0.47倍で、特に大企業が狭き門となっています。

 

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2015年02月14日

一生を短く見積もる生き方

徳野英治統一教会
 第13代会長 徳野英治

一月四日、東京・渋谷の松濤本部で新年最初の礼拝が行われ、徳野英治会長が「一生を短く見積もる生き方」と題して説教を行いました。徳野会長は、説教に先だって訓読された「一生と永生」という項目のみ言(天一国経典『平和經』)を引用しながら、地上生活の貴さについて説明した後、「一瞬一瞬を大切に生き、天に褒められるような人生を送りましょう」と参加者を激励しました。以下は、その内容を整理したものです。(文責・編集部)

訓読のみ言
(天一国経典『平和經』から)
一生と永生
 皆様は、どれくらい生きると思いますか。「七、八十年は生きるだろう」と思うでしょう。その前には死ぬとは思わないのです。皆様は欲張りです。自分は「八十歳で死ぬ」とか、「百歳になって死ぬだろう」と絶対に信じたとしても、あす死ぬか、きょう死ぬか、分からないのです。御飯を食べながら死ぬか、または今晩、靴を脱いで部屋に入り、寝ている途中で死ぬか、分かるでしょうか。皆様は、「ああ、私は若いので、これから少なくとも四十年、五十年は生きる」という欲心をもっているでしょう。神様に保障されていますか。皆様はできるだけ短く、一年以内に死ぬものと考えてください。この短い期間に準備をすべてしなければなりません。そのような観念をもって、できるだけ短く見積もるほど良いのです。短く見積もるほど、損をしないのです。短い期間に正しく準備すれば、その内容が自分の永遠の生命の家を建てるのです。
 
それでは、その短い期間に神様を愛してみたでしょうか。神様と一つになって、神様と愛し合いたいのに、愛することができないのです。神様は、「愛しなさい!」と言われます。人間の世界で暮らす間、すべての人の中で一人でも神様に紹介するために、二十四時間、精誠を尽くしてみなさいというのです。そのように生きて死ねば、永遠の生命の主体になるのです。
 
皆様は何歳まで生きてから逝きますか。神様の命令によって、すぐに死ぬ場に出ていくとすれば、どうしますか。だとすれば、何かを残さなければなりません。天が自分を褒めることのできる何かを残すべきなのですが、自信はありますか。寝る時間が惜しく、食べる時間が惜しいというのです。心配しようにも、心配する暇がありません。
 
一生と永遠の問題ですが、その一生を短く見積もるほど、価値があるのです。他の人をどれほど愛するのか、人をどれほど愛する人になるのか、その次に、家庭をどれほど愛したのか、氏族をどれほど愛したのか、このように個人を愛し、家庭を愛し、氏族を愛するのは、全人類を愛するための教材です。彼らを愛するのは、全体を愛するための教材を愛することです。これをすれば、私たちの一生において絶対に損をしないので、この上なく知恵深い考えなのです。
│第四篇6祝福と永生(576〜577ページ)

神氏族的メシヤの使命完遂は祝福家庭に与えられた天命
明けましておめでとうございます。
 
新年最初の説教として、少しユニークなタイトルを付けました。「一生を短く見積もる生き方」というテーマでお話ししたいと思います。このタイトルは、真のお父様のみ言から引用したものです。
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2015年02月07日

神氏族的メシヤ勝利のために最も重要なものは精誠

4529_02.jpg統一教会
 全国祝福家庭総連合会
 総会長 宋龍天

二〇一四年十一月五日、南大阪教区大阪教会に宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長夫妻を迎えて、「第九地区神氏族的メシヤ十一月度出発式」が行われました。以下は、この場で宋龍天総会長が語ったメッセージを翻訳し、整理したものです。(文責・編集部)

まず教会で四百三十家庭を勝利することから始める
 きょうは、このような神氏族的メシヤ出発式に参加された皆様にお会いできて、大変うれしいです。真の父母様は、先週の日曜日(二〇一四年十月二十六日)、全世界における伝道と神氏族的メシヤ摂理の勝利のため、世界連合礼拝を直接主管なさり、その場で、四百三十家庭を勝利して参加した家庭に天一国経典を下賜し、称賛してくださいました。そして、真のお母様は、彼らを、その日の午餐会に招待されました。午餐会は約千人が集まる中、天正宮博物館で開かれ、お母様は四百三十家庭を勝利した家庭をたたえるとともに、全世界から来た責任者に、「これから私たちが果たすべきことは、神氏族的メシヤの使命勝利である」と強調されたのです。
 
世界連合礼拝のときに、真のお母様は、「きょうこの場は、……氏族的メシヤ四百三十家庭を完了した(家庭のいる)二つの国を、私たちがもう一度、共に集まって祝賀し、激励し、『私たちも、私も、そのようにしてみせる』と誓うためにあります」と述べられました。
 
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